ゴルフの初ラウンドは楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じるものです。「どれくらいのスコアを目指せば良いのか」「どんな練習をすれば上達できるのか」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゴルフ初ラウンドの平均的なスコアの目安や、スコアアップにつながる練習法を紹介します。ゴルフ初ラウンドを控えている方は、参考にしてみてください。
初ラウンドの平均スコアはどれくらい？
ゴルフ初心者の初ラウンドでの平均スコアは、男性で120～150、女性で130～160程度が一般的です。
これは、1ホールあたりパーに加え、4～5打多く叩いていることになります。もちろん、平均値であるため、これよりも少ないスコアで回れる方もいれば、多くなってしまう方も大勢いるでしょう。
初めてのラウンドで、「スムーズに回らなければ」と力み過ぎてしまうと、精神的に疲れてしまいます。まわりに迷惑がかからないよう、スムーズなラウンドを意識することも重要ですが、楽しむ気持ちを1番に考えることがゴルフ上達への秘訣です。
練習量や経験によるスコアの違い
ゴルフのスコアは、練習量や経験値によって大きく異なります。ゴルフを始めてまだ1年以内の方の平均は120以上ですが、5年以上ゴルフ歴がある方だと100～120が平均値です。
ゴルフ歴が何年もあるといっても、数ヵ月に1度のペースでしかゴルフクラブを触らない方と、毎週・毎日練習を行っている方とでは、違いがあることは明確です。自宅で短時間の練習でも、コツコツと積み重ねることがスコアアップへの近道といえるでしょう。
初心者が目指すべきスコアの目安
初心者が初ラウンドで目指すスコアの目安は、120～140程度です。140を超えると同伴者を待たせてしまうことも多くなってしまい、プレースピードが遅いと感じる方も出てくるでしょう。
規定打数よりも2打多い「ダブルボギー」や、3打多い「トリプルボギー」で回ることを目標にすると、最終的なスコアも140以内に収まります。無理にパーで回ろうとせず、まずはダブルボギー・トリプルボギーで回りきることを目指しましょう。
スコアアップのための練習法
初ラウンドを経験してゴルフの楽しさを感じられたら、次はより良いスコアを出したいと考える方が大半です。効率の良い練習方法を取り入れることで、がむしゃらに練習するよりも着実に上達できるでしょう。
ここからは、ゴルフクラブの使い分けや、アプローチ・パター練習など、スコアアップのための練習方法について紹介します。
ゴルフクラブの使い分けを習得する
スコアアップのためには、まずは基本のクラブを使い分けられるようになることが重要です。とくに7番アイアンやピッチングウェッジといった、比較的扱いやすいクラブから練習を始めることをおすすめします。
7番アイアンは、長さや重さが中間的で汎用性が高いことが特徴です。ピッチングウェッジは、ロフト角が大きく、初心者でも扱いやすく感じられます。
初心者のうちは、まずはこの2本を重点的に練習し、真っ直ぐ飛ばせるようになりましょう。
アプローチやパター練習を行う
グリーンまわりのアプローチやパターは、スコアに大きく影響するポイントです。とくに、グリーンまわりから100ヤード以内のショットは、ラウンド全体の60～70％を占めるともいわれています。
アプローチが上達すれば、グリーンまわりから少ない打数でカップインできる可能性が高くなります。
また、パター練習では短い距離からカップに入れる練習を行い、徐々に距離を伸ばしていく方法がおすすめです。自宅でパターマットを使用したり、絨毯のうえでペットボトルなどを目標に転がすと良いでしょう。
インストラクターのレッスンを受ける
自己流でゴルフを続けていると、知らず知らずのうちに良くない癖が付いてしまうことがあります。インストラクターのレッスンを受けることで、自分では分からなかった癖に気付けたり、正しいスイングやテクニックを効率的に学べたりするでしょう。
インストラクターのレッスンは、教室によって内容や料金も異なります。お金を支払ってレッスンを受けるのであれば、より自分に合った教室を選ぶことが重要です。見学や体験レッスンを行っている教室で、あえて複数の教室を比較することをおすすめします。
まとめ：スコアの目標を立ててラウンドを回るのが上達のカギ！
ゴルフの初ラウンドは、120～160程度のスコアが一般的であり、例えば各ホールをトリプルボギーで回ることを目標にすれば、同伴者に迷惑をかけず安心してラウンドを回れるでしょう。
基本のゴルフクラブの使い分け、アプローチやパターの練習に取り組むことで、スコアアップも目指せます。スコアアップしてくると、より一層ゴルフを楽しむことが可能です。
ラウンドを回る際は、無理のない目標を立てて、楽しみながらプレーしましょう。