ゴルフは自分でスコアを数えるため、スコアの数え方やルールを理解する必要があります。
この記事では、規定打数を基準にしたスコア用語やペナルティ、初心者におすすめのスコア計測方法を紹介します。
ラウンドで慌てることのないよう、この記事を読んで事前にスコアの数え方を理解しておきましょう。
ゴルフのスコアは「打数+ペナルティ」で計算する

OBやロストボールなど一定の条件を満たすとペナルティが与えられます。ゴルフは1ラウンドで全18ホールをプレーしたときの合計スコアを競う競技です。
各ホールの難易度やゴルフのスコアは、「打数+ペナルティ」で計算します。ペナルティとは罰打のことで、距離によって規定打数が定められています。スコアは自分で計算するため、スコアの数え方や用語、ルールを理解してスコアを管理しましょう。
規定打数を基準にしたゴルフスコアの数え方

規定打数ちょうどのスコアを「パー」と呼びます。ここでは、パーを基準にして、多いときと少ないときのスコアを表す用語とスコアカードに書くときの記号を説明します。
ボギーやダブルボギーなど規定打数より多いスコアの数え方
規定打数+1打はボギーで、イギリスの歌が語源とされ、良いスコアという意味があります。規定打数+2打はダブルボギー、+3打はトリプルボギーです。
スコアカードに記入するときは、ボギーは△(三角)、ダブルボギーは□(四角)で表し、トリプルボギー以上の場合の記号は存在しないため、「+4」「+5」と数字で表します。
パーやバーディーなど規定打数以下のスコアの数え方
規定打数ちょうどの場合はパーで、株取引の基準となる数値を表す意味から名づけられました。
規定打数-1打はバーディーで、英語で小鳥を表して素晴らしいという意味があります。
規定打数-2打はイーグルで、バーディーよりさらに素晴らしいという意味があります。
イーグル以上はアルバトロス、ホールインワンと呼ばれ、ホールインワンはとても名誉あるスコアです。
スコアカードに記入するときは、パーはー(横線)、バーディーは〇(丸)、イーグルは◎(二重丸)の記号を使います。
ペナルティになってしまったときのスコアの数え方

ゴルフにはOBやロストボールなどのペナルティが存在し、ペナルティになってしまった場合はスコアに罰打として加算されます。ペナルティの分は、ラウンド後にまとめてスコアに加算されるため、数え方が複雑ですが理解しておきましょう。
OB(プレー区域外にボールを飛ばす)のときは1打罰
OBは、プレー区域外に打ったボールが飛んでいってしまった場合に与えられるペナルティです。OBは1打罰で、ティーショットがOBになったときは、3打目としてティーショットを打ち直します。
ゴルフ場によっては、プレーイング4(通称プレ4)という前方に設置してある地点から4打目を打てるローカルルールが存在します。プレー時間短縮やスコアアップにつながるため、初心者はプレ4のルールを活用しましょう。
また、ティーショット以外がOBになったときは、1打罰を加えてボールを打った位置で打ち直します。
ロストボール(3分以内にボールが見つからない)のときは1打罰
ロストボールは、ボールが林などに入ってしまい、3分間探しても見つからない場合に与えられるペナルティです。ロストボールは1打罰を加えて、ボールを打った位置に戻って打ち直します。
しかし、それでは厳しいことから、ローカルルールとしてボールをなくした周辺から打ち直す場合もあります。
空振りはペナルティではなく打数として加算される
空振りはボールを打つ意思をもってクラブを振ったのにボールに当たらなかったことをいい、空振りは1打として加算されます。空振りはペナルティに該当しません。初心者であれば、同伴者が空振り見逃してくれることもあります。
初心者でも間違えないおすすめのスコア計測方法

ゴルフ初心者でホールアウトまでの打数を覚えておくのが難しいときは、スコアカウンターを使うのがおすすめです。1打ごとにカウンターを1つ進めていくとホールアウト時の打数を記録できます。
ホールごとに打数はリセットしましょう。スコア計算アプリでカウンター機能が付いているタイプも同様に活用できます。
また、打つ前に何打目か声に出す方法も数えミスをなくす手段として有効です。同伴者の人も何打目か把握できて、間違えた場合は訂正してもらえるはずです。
まとめ:ゴルフスコアの数え方を理解してゴルフをもっと楽しもう

ゴルフのスコアは自分で管理する必要があるため、初心者のうちはスコア管理が大変でしょう。スコアの数え方を理解することも大切ですが、プレーしているうちに自然と身に付くこともあるため、ゴルフを楽しむ気持ちを忘れずにプレーしましょう。